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１８世紀よりニュイ・サン・ジョルジュに位置するシャトー・グリのシャトー（城）は、１．２ｋｍにわたる石壁で囲われた畑の中央に所在し、その名が１級畑名『シャトー・グリ（Ａ．Ｏ．Ｃ．ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ）』として公式に使われています。高度２８０ｍの急斜面にはテラス状に畑が連なり、城下の畑（２．８ｈａ／モノポール／畑名：ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュシャトー・グリ）からは、ピノ・ノワールによる赤ワインが造られ、高台の畑（０．６７ｈａ／畑名：レ・テラス）からはシャルドネによる白ワインが造られています。

ヴージョ村の『クロ・ド・ヴージョ』は、１１１０年頃にシトー派修道院によって創設され、１９３７年よりグラン・クリュに格付けされています。現在では石垣に囲われた約５０ｈａの畑が、８０もの所有者によって細分化されています。鮮やかなルビーレッドの外観。若いうちは野イチゴやブラックベリーのような赤～黒い果実のアロマが感じられ、熟成を重ねると、タバコや紅茶を思わせるブーケが現れる。口中は、力強さがありながらも荒々しさは無く、メントールのような香りが感じられる。熟成を重ね真価が発揮されるワイン。

（行政区分上はフラジェ・エシェゾー村に属し）ヴォーヌ・ロマネ村の北方に所在する『グラン・エシェゾー』は、ヴージョ村クロ・ド・ヴージョに隣接するグラン・クリュ。プラム、コショウなどのスパイス、紅茶、ココアの香りを思わせる芳香がエレガントに広がります。口中は程よいタンニンが心地よく、非常にバランスのとれた、ふくよかな味わいや、長い余韻が楽しめます。

（行政区分上はフラジェ・エシェゾー村に属し）ヴォーヌ・ロマネ村の北方に所在する『グラン・エシェゾー』は、ヴージョ村クロ・ド・ヴージョに隣接するグラン・クリュ。プラム、コショウなどのスパイス、紅茶、ココアの香りを思わせる芳香がエレガントに広がります。口中は程よいタンニンが心地よく、非常にバランスのとれた、ふくよかな味わいや、長い余韻が楽しめます。

『シャンベルタン』は、シャンベルタンの上部に位置するグラン・クリュ。香りはエレガントでいきいきとした印象で、緑茶、葉巻、プルーン、ローズマリーなど複雑な要素が時間とともに現れます。ふくよかでパワフルな味わいながら、バランスが良く、ビロードのようななめらかさを持つワイン。余韻は長く、フィニッシュはアロマティックな印象です。

『リシュブール』は、ヴォーヌ・ロマネ村の中心に位置し、コート・ド・ニュイで最も評価の高いグラン・クリュの一つ。ロマネやロマネ・コンティのような著名畑に囲まれています。畑総面積は約８ｈａ、ワインの年間生産量は約４万本と大変希少なワインを生み出すアペラシオンです。ココアを思わせるエレガントなアロマにスモーキーなニュアンス。深みのある味わいをもたらす芳醇なタンニン、素晴らしいフルーティなアロマが口中に広がります。１０～２０年の長期熟成が楽しめるワインです。

ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ『レ・マルコンソール』は、ヴォーヌ・ロマネ・グラン・クリュの『ラ・ターシュ』の隣りに位置する特別な畑で、ドメーヌ・デュ・クロ・フランタンは、総面積５．８６ｈａのうち最大の１．７５ヘクタールの畑を所有しています。柔らかな果実香に、ほのかにウッディなアロマやスパイシーなニュアンスが感じられる、繊細で複雑な香りが、時間とともにペパーミントやスギを思わせる香りに変化します。ピノ・ノワールらしい心地良くスムースで、まろやかなタンニンを感じるワインです。

ブルゴーニュに数多くあるクロ（石垣に囲われた畑）において、『クロ・デ・マレショード』は唯一、２つのレベルの異なるアペラシオン（コルトン・グラン・クリュおよびアロース・コルトン・プルミエ・クリュ）を名乗ることができる特別な畑です。ドメーヌ・デュ・パヴィヨンはこの畑を単独所有しており、ブドウ樹は、全て１９５０年代初頭に植えられたものです。ラズベリーを思わせる豊かな果実の香りに、ヴァニラやトーストのニュアンス。丸みがあり豊かで力強いアタック。熟したタンニン、テロワールがもたらすリッチでパワフルながらフィネスを感じさせるワイン。とてもボリュームがあり余韻の長いワインです。